憲法の定める基本的人権は天賦人権説に基づくべきだと考える理由

日本国憲法の原則の一部をなすとされる天賦人権説が左翼的でけしからんとする向きが保守の人たちにはかなりいるようだ。これと対局をなす考え方に、人権は法を順守することの対価として与えられるもので、憲法といえどもその例外ではない … “憲法の定める基本的人権は天賦人権説に基づくべきだと考える理由”の続きを読む

中学校社会科のπ型、座布団型について

中学校での社会科の授業は1・2年地歴並行/3年公民というパターンと1年地理/2年歴史/3年公民というパターンが多く、前者をπ型、後者を座布団型というらしい。それぞれ特徴があってどちらが良いというものでもないのだが、一つ問 … “中学校社会科のπ型、座布団型について”の続きを読む

711系電車に惜別乗車

国鉄711系電車が引退間近と聞き、北海道まで乗りに行った。この形式がデビューした当時、筆者はもうすぐ8歳になろうというところだった。当時札幌に在住していた筆者にとって(定山渓鉄道には申し訳ないが)オンボロ電車ばかりだった … “711系電車に惜別乗車”の続きを読む

中立国というのは楽なものではない

Wikipediaの「戦時国際法」の記事によると、中立国の義務として、 回避の義務 中立国は直接、間接を問わず交戦当事国に援助を行わない義務を負う。 防止の義務 中立国は自国の領域を交戦国に利用させない義務を負う。 黙認 … “中立国というのは楽なものではない”の続きを読む

WILLCOMブランド終焉:使ったことのある端末を回想

本日(2014年8月1日)、イー・モバイルとウィルコムのブランドが統合されてワイモバイルブランドとなったため、ウィルコムは名実ともに消滅*1したことになる。唯一PHSを公衆モードで提供し続けた通信キャリアだけに、愛着もあ … “WILLCOMブランド終焉:使ったことのある端末を回想”の続きを読む

戦時国際法を知るためにスイスの「民間防衛」が参考になる

日中戦争、あるいは日韓戦争の可能性がささやかれ、暴力団(在日朝鮮・韓国人が多い)が武装テロ組織として自衛隊と対峙する可能性も憂慮される中、戦時法規の最低限の知識は日本人にとって絶対に必要なものになってきている。しかし、そ … “戦時国際法を知るためにスイスの「民間防衛」が参考になる”の続きを読む

横暴を極める中華人民共和国に対抗する最後の砦はやはり軍事力

WEDGE Infinityの2014年6月25日付記事「南シナ海における中越対立 ベトナム国内への波紋 デモをガス抜きに利用」には 中国経済の長期持続的な高度成長を、あれよ、あれよと見ているうちに、それで達成された、国 … “横暴を極める中華人民共和国に対抗する最後の砦はやはり軍事力”の続きを読む

集団的自衛権に対する左派の論理はむしろ逆じゃないか

集団的自衛権の行使を認めると戦争に結び付くと左派がうるさいが、これは逆だと思う。欧州でドイツ軍が不安を呼び起こさないのは、NATOに属していることによってドイツが突飛なことはしないという信頼感が大きい。NATOがいわゆる … “集団的自衛権に対する左派の論理はむしろ逆じゃないか”の続きを読む

集団的自衛権の行使を交戦権の行使であるかのように印象操作してはいけない

集団的自衛権はそもそも自衛権であって、同盟国と共同での作戦行動の際に一方が攻撃を受けた場合に他方の軍が発動するものである。日本国憲法が禁じている交戦権の発動とは直接関係がない概念である。憲法上問題になるのは、本来作戦行動 … “集団的自衛権の行使を交戦権の行使であるかのように印象操作してはいけない”の続きを読む