健康食品や気功、整体を扱うウェブサイトでよく見かけるのが「好転反応」という表現です。余りにも多いので特定のサイトを挙げることは致しませんが、酷い例になると、アトピー性皮膚炎の子供に使っている軟膏を急に止めさせて病気が急性増悪しているのに薬を使わせなかったり、明らかにその健康食品に対するアレルギー反応なのに摂取を続けさせて喘息や急性肝障害で瀕死の状態に追い込んだりしているのに、「好転反応」と言い張っている場合もあります。
西洋医学に対する敵意がそのような歪んだ見方をさせるのでしょうが、アレルギー反応というのは製薬会社が作った西洋医学の薬であろうと、漢方薬であろうと、出るときは出ます。漢方だから、生薬だから安全、という訳ではないのです。
「好転反応」という表現が出ていたら、そのサイトの情報には警戒したほうが良いでしょう。