昨日(2007年3月4日)、東京芸術劇場で行われたオーケストラ・ダスビダーニャ第14回定期演奏会に行ってまいりました。今回の演目は、
- 映画『ピロゴフ 〜先駆者の道〜』の音楽による組曲 作品76a(L.アトヴミャーン編)
- ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 作品77 独奏:荒井英治(東京フィルハーモニー交響楽団ソロ・コンサート・マスター,モルゴーア・クァルテット第1ヴァイオリン奏者)
- 交響曲第15番 イ長調 作品141
でした。
いつもながらの気合の入った演奏でしたし、練度も高く、3時間があっという間に過ぎていきました。昨年の11月に聴いた某プロオケのショスタコーヴィチはいやいや弾いていたり弾きにくそうに弾いている感じがしたのに対し、流石はショスタコーヴィチを演奏するために結成されたオーケストラ・ダスビダーニャだけあって、実に真剣に、そして実に楽しそうに演奏してくれました。心地よい緊張感のおかげでエピネフリンが適度に分泌されたためなのか、演奏会の間は花粉症による鼻づまりも無くなってしまったくらいです。
実は、20代の頃、初めて聴いたショスタコーヴィチの曲が今回演奏されたヴァイオリン協奏曲第1番なのです。この曲でショスタコーヴィチが気に入って現在に至ったのですから、今でも最も好きな曲の一つです。今回は、ソロ奏者とオーケストラの音による連打合戦と言った趣で楽しませてもらいました。
また、今までCDを聴いても余りピンと来なかった交響曲第15番も楽しめましたし、今回も良い演奏会だったと思います。