しつこいようですが、「行ったことのある日本地図(足跡日本地図)」の続きです。id:yukattiさんの日記(2004年07月08日付)のところにあります回答者のリストのうち、通過のみの都道府県を明示している方について、どの都道府県を通過したかを集計しました。通過された方の数の多い順に上位の県を並べますと、以下の通りになります。
- 岡山:15人
- 岐阜:13人
- 富山:10人
- 滋賀: 8人
- 佐賀: 7人
山口: 7人
青森: 7人 - 三重: 6人
岩手: 6人
埼玉: 6人
栃木: 6人
福島: 6人
また、図は各都道府県を通過された方の人数で塗り分けたものです(私の訪問マップではありません。)。
岡山、岐阜、富山の被通過率の高さは驚異的です。通過されてしまうだけの県というのも寂しいものがあります。街道筋で通過交通が多いのがこれらの県に共通する性格のようです。その県自体にもっと魅力があれば、途中下車して立ち寄る人も増えるのかも知れません。
一方、通過が少なくとも単純には喜べません。通過が少ない場合、次のような状態が考えられます。
- どん詰まりの末端で、通過が発生しようが無い:北海道、長崎、沖縄など
- メインルートから外れていてそもそも交通が少ない:四国、山陰、和歌山など
- 皆が目的地にするほど吸引力が高い:東京、京阪神など
1番目の末端部の場合は、その地域に人気があれば問題ありません。深刻なのは2番目の場合です。特に四国のように、その気にならなければ通過さえしないという地域が問題です。3番目に分類される地域は流石としか言いようが無いです。
ところで、不思議なのは千葉県の通過0です。もしかすると、常磐ルートを取った人が通過した県として意識していないのかもしれません。常磐線で松戸、北松戸、馬橋、新松戸、北小金、南柏、柏、北柏、我孫子、天王台の各駅は千葉県です。お忘れなきようご注意ください。
それにしても、どうして岡山県は通過されるだけの存在なのでしょう。交通の要衝ではあっても、駅構内から出てもらえるだけの魅力が無いのか、それとも……。