敬宮愛子内親王殿下が偏差値72という話で思ったこと

どこかの週刊誌のサイトだったか、敬宮愛子内親王殿下が偏差値72という話が出ていた。そこには、東大だって十分入れるという話が出ていた。しかし、偏差値というのは母集団によって変化してしまうから、それがどのくらい成績が良いことを示すのかについては一概には言えない。MENSAの中に入ってしまえばそこらの進学校のトップクラスでも偏差値50以下というのは十分あり得る。まあ、そういう捻くれたことを考えずに、進研ゼミあたりの偏差値と仮定すると、医学部に現役で入れるかどうか、といった当たりだと思う。

十分に優秀なのだが、実感としてはこのくらいの偏差値が精神的には一番きついと思う。上に突き抜けたというほどではなく、上には上が居ることを常に思い知らされる位置だと思う。そして、上に突き抜けている者たちの凄みもある程度理解はできるし、そういう人と接することも多くなる。勢い、このくらいの成績だと一流半を自覚して悩むことも多いし、そうかといってそういう微妙な劣等感に共感してくれる人も殆どいない。

その一方で、上に突き抜けた人たちにはないバランスの良さを羨ましがられたりして、心中なかなか複雑、そういう経験をする位置でもあると思う。自分自身、都道府県レベルの模擬試験で一番多く取った偏差値がまさにこの72だったが、偏差値72という位置はなかなか微妙なところがあるとつくづく思う。