平成29年台風第18号は存外しぶとい

成29年台風第18号は2017年9月18日11時現在、北海道内を北上中とのことだが、意外と勢力を保っており、中心気圧975hPa、最大風速30m/s(60kt)とのこと。ほとんど温帯低気圧化しているからだろうが、存外しぶとい。

図1 しぶとい台風第18号

こういう場合は「台風は温帯低気圧に強まりました」と言っても良いのではないだろうか。このような台風として記憶に残っているのは平成16年台風第18号だが、かの洞爺丸台風もそのような台風だったようである。

追記

気象庁発表の「平成29年 台風第18号に関する情報 第153号 (位置)」に以下のような一節があった。

平成29年 9月18日20時40分 気象庁予報部発表
(中略)
この台風は18日21時には、サハリン
北緯46度40分
、東経142度20分にあって、
1時間におよそ50キロの速さで北へ進んで
いるものと推定されます。
中心の気圧は975ヘクトパスカル
最大風速は30メートル、
(後略)

「平成29年 台風第18号に関する情報 第153号 (位置)」 より

この緯度でもまだ台風認定されているのも驚きだが、もっと別のところが気になった。国の官庁である気象庁が北緯50度以南の樺太島を「サハリン」として問題ないのだろうか?

追記2

平成29年台風第18号は2017年9月18日21時の時点で温帯低気圧に変わったとの発表が気象庁からあった。

図2 温帯低気圧化認定直前の表示
図3 温帯低気圧化認定後の表示

発表の前後で台風情報の台風経路図が上図のように激変してしまう。低気圧そのものはそう変わったわけではないのに、この落差は酷いと感じる。温帯低気圧にふさわしい情報の図示方法を考える必要があると思う。