NetWalkerを使って2週間以上になるが、Willcom D4に対する不満が購入の動機だっただけに、それらの不満がうまく解消できたかどうかをここで振り返って見たい。
4月13日付の日記であげたWillcom D4に対する不満点とそれがNetWalkerでどう変わったかを列挙してみる。
Willcom D4に対する不満点 | NetWalkerでの評価 |
重量の割に分厚く、それゆえずっしりと重く感じられること | 厚みと重量は実に理想的。この点では満足できる。 |
OSがVistaなので動作が極端に重いこと | gnomeでもVistaに比べれば十分軽い。むしろ、非力なこのマシンでも実用になっていることに驚いた。この点でも合格。 |
サイズが両手持ちでの入力にはやや大きすぎること | 残念ながらHP200LXのようなわけにはいかず。だが、Willcom D4よりはまし。かろうじて合格。 |
価格が非常に高いこと | 既存のNS001Uが使えたので、安くPHSによる通信が出来た。30,000円ちょいでこの環境が手に入り、十分満足。 |
ストレージがハードディスクドライブで衝撃に弱そうであること | 容量こそ小さいが、フラッシュメモリなのでまあ合格点。 |
オーディオ出力に雑音が多いこと | ちょっと雑音は入るが、D4のようにハムノイズでどうしようもないということはなく、こちらも合格点。 |
ファンの動作音がうるさいこと | ファンレス動作には大満足。 |
重量の割に分厚く、それゆえずっしりと重く感じられること | 重量感とサイズのバランスはこちらが上。合格点。 |
以上、NetWalkerはD4に比べればはるかに高得点なのだが、取りこぼしの多いキーボードで長文を書く気にだけはなれない。肩こり製造機だ。机の上に置くときだけは外付けのキーボードが欲しくなる。音楽プレイヤー、あるいはサイトビューアーとしては最高なのだが。
また、ubuntu採用も正解だったと思う。もしこれがWindowsマシンだったら、今回のNetWalkerと同じだけの手間とお金で環境整備が終わったかどうか極めて疑問だからである。Windowsでは環境整備となるとドライバの入手とインストール、ソフトウェアの入手とインストールには結構な手間とお金がかかる。それにしても、ソフトウェアのインストールが昔に比べてずいぶん楽になったものだなあ……。Windowsよりも楽だと言って良い。目的のソフトを見付けやすく、パッケージの依存関係も自動処理されるからである。dselectの悪夢の頃からすればまさに夢のように感じた。