WillcomD4が今ひとつ使いにくいため、今年に入ってからはスマートフォン以上ネットブック以下のマシンを物色しておりました。WillcomD4に対する不満点としては、
- 重量の割に分厚く、それゆえずっしりと重く感じられること
- OSがVistaなので動作が極端に重いこと
- サイズが両手持ちでの入力にはやや大きすぎること
- 価格が非常に高いこと
- ストレージがハードディスクドライブで衝撃に弱そうであること
- オーディオ出力に雑音が多いこと
- ファンの動作音がうるさいこと
これらを一挙に解決できそうなNetWalkerに目をつけて色々調べていたのですが、この4月9日についに入手してしまいました。このサイズのマシンに元々多くは望んでおらず、
- Firefoxが使えること
- インターネットラジオが聴けること
- OpenOfficeのCalcとWriterが使えること
- mp3やwmaが再生可能なこと
- Windowsネットワークのファイルサーバーに接続してファイルを読み書き出来ること
これだけ出来れば充分なので、NetWalkerで目的は達しうると判断して購入に踏みきりました。重量とサイズがWillcomD4より重くて大きくてはダメ、しかもPDAではなくPC寄りのマシンが必要という時点でもう選択肢は非常に少ないのです。
いざ購入して使用してみると、オーディオの音質は良好、重量とサイズは極めて理想的、電池は十分長持ち、FirefoxやOpenOfficeを動かすにはやや非力とはいえ使えないというほどではなく、Ubuntuは初体験でしたがとっつきやすいディストリビューションで、概ね満足すべき結果でした。今はまっさらな初心者で予備知識の無いところから使うのならば、WindowsもMacもLinuxも使いやすさでは横一線ではないかと思いました。
今回最低限の設定以外に行ったことは以下の通りです。
- 無線LANの接続設定
- NS001Uを利用するための設定(http://wonderstory.posterous.com/netwalker-ns001u参照)
- ユーザー権限の詳細設定
- インストール済みパッケージのアップデート
- streamtunerのインストール(http://toshi-netwalker.blogspot.com/2010/02/streamtuner.html参照)
- KNetStatsのインストール
- ClamTkのインストール※バージョンに注意(https://ubuntuapps.net/?tag=ClamTk参照)
- Gnome Formatのインストール
- gpartedのインストール
- MicroSD上にSwap領域を設定(https://fujisho.hatenadiary.org/entry/20091226/1261805594参照)
- リカバリMicroSDの作成
実はWindowsでもこういった作業量は余り変わりません。むしろ今回の方が使い出すまでの手数は少なかったような気がします。Windowsの場合はセキュリティアップデートやサービスパックを当てるだけで日が暮れてしまいますので、いざ使い出すまでに疲労困憊してしまいます。
NetWalkerのキーボードに慣れないと入力時に取りこぼしが発生するのが唯一の問題点ですが、まずはコストパフォーマンスに優れた一台です。