10月13日のエントリーでフェリーで北海道に行った話をしましたが、室蘭から稚内に移動した時の話です。室蘭−札幌間は高速バスを使ったのですが、札幌から稚内行きの夜行バスは予約で満員でした。
そのためJR利用に切り替え、往路は「利尻」のB寝台で札幌→稚内、復路は「サロベツ」の普通車指定席で稚内→旭川の切符をみどりの窓口氏に申し込んだところ、出てきた切符は
- 札幌−稚内のRきっぷ(12,000円)
- 「利尻」の寝台変更券(6,300円)
- 「サロベツ」の指定席特急券(0円)
でした。みどりの窓口氏いわく、「旭川で旅行を取りやめると前途無効で回収されるけれど、それでも普通に発券するより安いはずだから」と言います。
普通に発券すると、
- 札幌−稚内の乗車券(7,150円)
- 「利尻」の寝台券・特急券(8,820円)
- 稚内−旭川の乗車券(5,250円)
- 「サロベツ」の指定席特急券(2,820円)
ですから、確かにおっしゃるとおりです。安く済んだのはありがたいのですが、出発地まで戻りきれないと申告した客にこういう発券をしたことが分かっても大丈夫なのでしょうか、逆に心配になってしまいます。
北海道では普通に往復切符を買うと、SきっぷやRきっぷが出てくると言う話を聞きましたが、これもその延長線上の話なのでしょう。高速バスとの競争がこの現象を生んだのではないかと思いますが、JRでゆったり行きたい客には好都合なことです。