A5完全版サンプル画像集
グラフィックカードごとの3D画像比較
はじめに
最近のグラフィックカードを使った場合、A5完全版でどのくらいのグラフィックスが堪能できるのか、またグラフィックカードによる画像の癖はどうなのかについて関心のおありの方のために、本ページではグラフィックカードごとにA5完全版の3D画像がどう異なるかを比較するためのサンプル画像を示します。
ここでは3D表示設定による影響の方が著しく大きいため、条件を一定にするために、3D表示設定はできるだけ次の条件に揃えました。なお、小さな画像をクリックして出てくる大きな画像は、jpgフォーマットではありますが、資料性を重視して画像品質をほとんど損なわない程度の圧縮しかしていません。
- 光源設定=光源移動
- 表示エリア設定=非常に広い
- フィルモード=ソリッド
- シェードモード=グローシェーディング
- フォグ設定=あり
- テクスチャー=あり
- 3Dビューウィンドウの大きさ=640×480(一部512×384)
- 3Dハードウェアアクセラレータ=有効
- 光源色設定=RGBモード
- テクスチャー補正=有効
なお、文中A5のグラフィック描画の問題点を指摘する記述が多少ありますが、A5を批判するのが目的ではなく、次回作(A6)で改善してくれることを期待してのものですので、そのような記述がありましても、関係各位にはご容赦いただけますようお願いいたします。
サンプル画像一覧
Diamond Viper V550 (5pictures)
画像の縮小見本です。それぞれの画像をクリックすると原寸大の画像が出てきます。なお、このカードでは、RIVA128に比べた画質の改善に注目したいところです。
津軽海峡じゃないけど冬景色
- 掲載日:
- 使用カード:Diamond ViperV550/AGP版/16MB/RIVA TNT
- マップ:海峡
- 解説:Diamond ViperV550でA5完全版の3D画像を表示したサンプル画像の1枚目です。津軽海峡じゃないけど冬景色です。山を借景としてまとめました。3Dの設定が一番負担の大きいオプションで実行できるなら、この程度にはそこそこきれいな絵が描けます。PS版の絵のきれいさは定評がありますが、A5完全版も捨てたものではないと思えます。
海峡の夜景
- 掲載日:
- 使用カード:Diamond ViperV550/AGP版/16MB/RIVA TNT
- マップ:海峡
- 解説:Diamond ViperV550でA5完全版の3D画像を表示したサンプル画像の2枚目です。1枚目とほぼ同じアングルで夜景です。RIVA TNTでは、RIVA128にあったピントの甘さがだいぶ解消され、シャープな絵になっているのが分かります。速いだけではない、優秀なカードだと思います。
2面4線対向島式ホームがない……
- 掲載日:
- 使用カード:Diamond ViperV550/AGP版/16MB/RIVA TNT
- マップ:開発指定地域
- 解説:Diamond ViperV550でA5完全版の3D画像を表示したサンプル画像の3枚目です。画像は117系が退避しているところに、AR4とAR5がやってきて通過中のシーンです。こういうときにA5完全版に2面4線対向島式ホームがないのと、駅構内で間にホームがない場合も線路同士の隙間が1列分空いてしまうA5完全版の仕様に物足りなさを感じてしまいます。
空中都市!?
- 掲載日:
- 使用カード:Diamond ViperV550/AGP版/16MB/RIVA TNT
- マップ:開発指定地域
- 解説:Diamond ViperV550でA5完全版の3D画像を表示したサンプル画像の4枚目です。地中に視点があるとき地上が透けて見えるのはご存知ですね。少しひねって崖の中に視点を置けば、このように空中に浮いた感じに見えてきます。時刻によっては、水面に浮いた街にも見えます。
クローバー型インターチェンジ風道路
- 掲載日:
- 使用カード:Diamond ViperV550/AGP版/16MB/RIVA TNT
- マップ:開発指定地域
- 解説:Diamond ViperV550でA5完全版の3D画像を表示したサンプル画像の5枚目です。高速道路のクローバー型インターチェンジ風の道路です。A5だとこんなのも作れます。道路などの曲線はA4より自然に仕上がりますね。なお、フォグがかかると遠景がこんな画像になります。
Diamond Viper V330 (1picture)
画像の縮小見本です。それぞれの画像をクリックすると原寸大の画像が出てきます。なお、このカードでは発色の特徴に注目したいものです。また、PCIカードでのオンボードメモリ8MB使用時のウィンドウサイズも注意点です。
コントラストの強い発色
- 掲載日:
- 使用カード:Diamond ViperV330/PCI版/8MB/RIVA128ZX
- マップ:開発指定地域
- 解説:このカードでは、3Dビューのウィンドウを512×384にしか出来ません。Diamond StealthIIでは同じオンボードメモリ量で640×480が可能なので、PCIカードとAGPカードの違いがこんなところにも出ています。また、このカードの発色はフォグありでも少しコントラストが強くて、やや不自然な感じがします。なお、G400の画像と比較してみてください。
Diamond StealthⅡ (1picture)
画像の縮小見本です。画像をクリックすると原寸大の画像が出てきます。なお、このカードではテクスチャの質感の意外な良さに注目したいところです。また、AGPカードでのオンボードメモリ8MB使用時のウィンドウサイズも注意点です。
先頭車が両運転台?
- 掲載日:
- 使用カード:Diamond StealthⅡ/AGP版/8MB/i740
- マップ:発展する街
- 解説:i740の描画自体はRIVA TNTよりテクスチャーが緻密な感じです。なお、このカードでは、オンボードメモリ8MBで3Dビューのウィンドウ640×480が可能でした。(ViperV330PCI版と比較されたし。)テクスチャメモリをメインメモリから借りてくることができるというAGPカードの特徴が出ています。なお、A5で見られる困った現象の一つが、形式によっては先頭車が両運転台になってしまうということです。左の画像では、先頭車の側面が片運転台、妻面が両運転台と言うちぐはぐさ。中間車の側面にも乗務員用の扉??
Logitec LGA-P2V (1picture)
画像の縮小見本です。画像をクリックすると原寸大の画像が出てきます。なお、このカードでは無難な描画性能とトラブルの少なさに注目したいものです。また、PCIカードでのオンボードメモリ8MB使用時のウィンドウサイズも注意点です。
Permedia2を使ったカード
- 掲載日:
- 使用カード:Logitec LGA-P2V/PCI版/8MB/Permedia2
- マップ:発展する街
- 解説:このカードも、3Dビューのウィンドウを512×384にしか出来ません。ただ、Permedia2を使ったカードはトラブルの話も少なく、A5完全版では無難なカードでしょう。発色も描画も無難です。なお、OpenGLだったらPermedia2カードの真骨頂を発揮できるのですが…。
Canopus PWR128P GTS (2pictures)
画像の縮小見本です。それぞれの画像をクリックすると原寸大の画像が出てきます。なお、この画像は本山様のご好意で提供頂いたものです。下のRage128カードとほぼ同じアングルですので、比較してみてください。
縦の線が太くて黒い描画1
- 掲載日:
- 使用カード:Canopus PWR128P GTS/PCI版/4MB/RIVA128
- マップ:海峡
- 解説:この画像は本山様のご好意により提供していただいたものです。RIVA128でありがちな縦の線が太くて黒く描画されてしまう現象が分かると思います。そのため、画像がごつくて骨太な感じがします。ピントも甘い感じです。なお、ほぼ同じアングルでRage128の画像もありますので比較してみてください。
縦の線が太くて黒い描画2
- 掲載日:
- 使用カード:Canopus PWR128P GTS/PCI版/4MB/RIVA128
- マップ:水の都
- 解説:この画像も本山様のご好意により提供していただいたものです。この画像でもピントが甘く、縦の線が太くて黒く描画されてしまう現象が分かると思います。RIVA128搭載カード共通の欠点だと思います。比較のため、ほぼ同じアングルのRage128の画像を用意してあります。
ATI XPERT128 (2pictures)
画像の縮小見本です。それぞれの画像をクリックすると原寸大の画像が出てきます。なお、この画像は本山様のご好意で提供頂いたものです。上のRIVA128カードとほぼ同じアングルですので、比較してみてください。
より繊細な描画1
- 掲載日:
- 使用カード:ATI XPERT128/PCI版/16MB/Rage128GL
- マップ:海峡
- 解説:この画像も本山様のご好意により提供していただいたものです。RIVA128に比べ、繊細な描画です。ホームの鉄柱と屋根、スーパーの看板に注目してみてください。なお、ほぼ同じアングルでRIVA128の画像もありますので比較してみてください。
より繊細な描画2
- 掲載日:
- 使用カード:ATI XPERT128/PCI版/16MB/Rage128GL
- マップ:水の都
- 解説:この画像も本山様のご好意により提供していただいたものです。やはりRIVA128に比べ、ピントがシャープです。二つのカードの違いが良く分かる画像です。あるいはクレーンのワイヤーが切れているように見えて気になる方もいらっしゃるかもしれません。提供者によりますと、アングルが変わると見えるようになるし、遠景では消えていく方が自然だ、とのことです。本山様には貴重な画像の提供を頂き、ありがとうございました。なお、ほぼ同じアングルでRIVA128の画像もありますので比較してみてください。
Matrox MilleniumG400 (3pictures)
画像の縮小見本です。それぞれの画像をクリックすると原寸大の画像が出てきます。ややシアンが強いですが、RIVA系よりも柔らかく高精細な描画です。
緻密な感じの描画
- 掲載日:
- 使用カード:Matrox MilleniumG400 DH/AGP版/32MB/G400
- マップ:開発指定地域
- 解説:この画像は比較のため、ViperV330の時とほぼ同じアングルにしました。RIVA128ZXに比べ、ピントがシャープで、しかもフォグのかかり方が自然です。緻密な感じの描画です。発色はやや(ブルーというより)シアンが強い感じですが、それが気にならなければ優秀なカードだと思います。ViperV330と比較してみてください。
緻密で柔らかい画像1
- 掲載日:
- 使用カード:Matrox MilleniumG400 DH/AGP版/32MB/G400
- マップ:海峡
- 解説:この画像は比較のため、ViperV550の時とほぼ同じアングルにしました。冬まで待てなかったので、時刻と季節が違いますが…。RIVA系のチップに比べ、ピントがシャープで、しかも柔らかい画像です。どのくらい高精細かというと、下の鉄橋で列車がすれ違っているのも、A5ビルのヘリポートにヘリが止まっているのも良く分かるくらいの画像です。ただし、RIVA TNTはRIVA128ほど画質は悪くないので、RIVA TNTとの比較では「だからどうなんだ?」と言われても仕方ないほどの小さな違いではありますが…。一応ViperV550と比較してみてください。
緻密で柔らかい画像2
- 掲載日:
- 使用カード:Matrox MilleniumG400 DH/AGP版/32MB/G400
- マップ:海峡
- 解説:この画像も比較のため、ViperV550の時とほぼ同じアングルにしました。夜景にしたので、ほぼ同じ条件での比較が可能です。やはりRIVA系のチップに比べ、ピントがシャープで、しかも柔らかい画像です。ただし、RIVA TNTはRIVA128ほど画質は悪くないので、RIVA TNTとの比較では「だからどうなんだ?」と言われても仕方ないほどの小さな違いではありますが…。一応ViperV550と比較してみてください。
3Dfx Voodoo3 (2pictures)
画像の縮小見本です。それぞれの画像をクリックすると原寸大の画像が出てきます。なお、この画像はchihiro様のご好意で提供頂いたものです。
街中シャトル
- 掲載日:
- 使用カード:3Dfx Voodoo3/AGP版/16MB/Voodoo3
- マップ:発展する街
- 解説:この画像はchihiro様のご好意で提供頂いたものです。「街中シャトル」という原題です。ところで、Voodoo系のカードというと速度最優先で画質が粗いのでは、とのイメージがあったのですが、この画像を見る限り、A5完全版をプレイするには十分なようです。画質もシャープです。このあたりの世代になると、各社画質が向上していて、だんだん差が少なくなってきている感じです。
にわか東京
- 掲載日:
- 使用カード:3Dfx Voodoo3/AGP版/16MB/Voodoo3
- マップ:発展する街
- 解説:この画像はchihiro様のご好意で提供頂いたものです。「にわか東京」という原題です。RIVA系のようなピントの甘さがないようですし、G400などよりは硬質な画像です。